カップルで楽しむ京都観光

カップルで楽しむ京都観光

京都は歴史と伝統に裏打ちされた日本の代表的な観光地です。数多い神社やお寺は古の街並みに溶け込み美しく調和しています。情緒ある街中をカップルで散策したり縁結びの神社を参拝したりすれば楽しい時を過ごせることでしょう。

清水寺は世界でも珍しい建造物

名の知れた京都観光スポットと言えばまずは清水寺でしょう。

京都駅からバスで約15分、清水道で下車し、松原通を登った所に「清水寺」があります。
清水寺の歴史は古く、奈良時代に坂上田村麻呂が音羽山へ鹿狩りに訪れた際、ある僧に殺生をするなと諌められてお堂を建てたことが始まりとされています。

「清水の舞台から飛び降りる」ということわざで有名な清水寺の舞台は、山の傾斜に寺院を建てる懸造(かけづくり)と呼ばれる様式の建物で、元々は舞を舞うための場所でした。海外にはこうした造りの建築がほとんど無く、清水の舞台は世界的にみてもとても珍しいものなので外国人観光客も多く訪れています。

清水寺には他にも様々な観光名所がありますが、カップルにオススメな場所としては清水寺の境内にある「地主神社」が縁結びのパワースポットとして知られています。地主神社には本殿の入り口と境内の奥に恋愛成就を願う人のための「恋占いの石」が置かれており、この二つの石の間を目を瞑って歩ければ恋が成就するのだそうです。

そして清水寺の近くにある「安井金比羅宮」にも縁切り縁結び碑(いし)というものがあります。これは本殿にお参りした後、形代というお札をいただき、左に「切りたい悪縁」右に「結びたい良縁」、裏に自分の名前を書きます。そして形代を持って祈りながら碑の真ん中の通り道を表側から裏側にくぐり、それからもう一度表側に戻ります。最後に形代を「縁切り縁結び碑」に貼れば願いが叶うとされています。

また清水寺から八坂神社や高台寺へ向かう坂道は二年坂・産寧坂 と呼ばれていて、土産物店や陶磁器店などが両側にずらりと並び、観光客でとてもにぎわっています。

貴船神社は縁結びの神様として有名

京都市左京区の貴船神社は全国におよそ500の御分社を持つ貴船神社の総本宮で、建てられた場所が鴨川の上流であったことから、都の水を司る神として料理店や酒蔵業、菓子屋などの水を扱う人々から崇められてきました。
また縁結びの神様としても有名で、昔この神社を参拝した和泉式部が不和だった夫と仲直りした逸話が残っていることもあってかカップルに人気のある観光スポットです。さらにここのおみくじは白い紙を境内の御神水に浮かべて吉凶をみるという水占おみくじで、これも女性観光客に評判でおみくじ待ちの行列ができるほどです。

この貴船神社から徒歩で行ける距離に鞍馬寺があります。鞍馬寺は牛若丸が天狗に武術を学んだという伝説があり、また謡曲鞍馬天狗でも知られるお寺です。険しい山道の境内ですが、本殿前からの比叡山の眺望は素晴らしいもので感動します。そして本殿の前の「金剛床」の中心はパワースポットで、真ん中の三角の上で参拝し、周りの4箇所の三角形の所を右の奥から時計周りに回るとご利益があるそうです。
この鞍馬寺から徒歩15分のところには由岐神社があり、ここは平安時代に北方鎮護のために建てられた鞍馬一帯の氏神です。拝殿は舞台造りの下を石段がくぐっているという珍しい造りで、割拝殿と呼ばれています。

総じて貴船神社から鞍馬寺のあたりは京の奥座敷とも言われ、夏は涼しくマイナスイオンがたっぷりの場所であり、カップルで訪れたいおすすめ京都観光スポットと言えるでしょう。

鈴虫寺は一年を通じて鈴虫の音色を楽しめるお寺

鈴虫寺は東山三十六峰を遠くに望む山腹にあり、一年を通じて鈴虫の音色を楽しめるお寺です。これは8代目住職が卵の温度管理などの研究を28年の歳月をかけて行い、その成果で鈴虫の鳴き声の絶えない寺となったそうです。

そして80段の石段を上った山門の脇には、「幸福地蔵さん」が立っています。このお地蔵さんは日本で唯一わらじを履いていますが、何故わらじを履いているかと言えば参詣客の願いを一つ叶えるために歩いて来るからだそうです。

お願いをするときは、幸福地蔵様が道に迷わないように必ず住所と名前を言いましょう、と参拝前にお寺の住職さんが法話で伝えてくれます。そしてこのお寺の幸福のお守りを買って願い事をすれば必ずお地蔵さまが願いを叶えてくれるということなので京都観光にきたカップルが恋愛成就のお願いをしにたくさん来るのだそうです。

またこの鈴虫寺は天龍寺や大覚寺にも近く有名な嵯峨野の竹林にも足をのばせます。天龍寺は足利尊氏が後醍醐帝を慰霊するため建立した臨済宗の寺で、池泉回遊式の庭園が有名です。池泉とは自然の山水の景色を写してつくられた庭園で回遊式とは庭の中を順路を定めて歩きながら観賞する方法を言います。そして大覚寺は弘法大師を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の大本山です。もとは嵯峨天皇の離宮であったのを寺としたもので、不動明王像を主とする五大明王像ほか後宇多天皇の宸筆2巻(国宝)を所蔵しています。
寺の東には中国の洞庭湖を模したという大沢池があり、その美しさで知られています。

カップルで京都の町を散策

京都観光をカップルでするなら、哲学の道を二人で歩くのも良いでしょう。

哲学の道とは東山のふもと、左京区の若王子神社あたりから始まり、銀閣寺まで続く疎水に沿った約1.5キロの散歩道です。
哲学者西田幾太郎がこの道を散策したことからこの名前がつきました。道沿いにはお洒落なショップや雰囲気の良いカフェなどもあるので歩き疲れたら立ち寄るのにオススメです。銀閣寺まで来て時間に余裕があったなら中を見てみましょう。

銀閣寺は金閣寺と並ぶ京都楼閣建築の代表寺院で、正式名称を慈照寺と言います。室町幕府8代将軍の足利義政が祖父である足利義満が建てた金閣寺を参考にして造営しました。銀閣寺を象徴する建物は銀閣と呼ばれる観音殿で、また正方形の前庭にある白砂の砂盛り向月台と、波紋を表した銀沙灘も見所の一つです。

最後に鴨川東側の祇園も京都観光には欠かせないエリアです。
祇園新橋の茶屋建築は、そのほとんどが桟瓦葺の切妻屋根で国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。一階部分には赤いベンガラの千本格子がはめられ、牛馬を繋ぎとめる為の駒寄があります。夕刻になり黒ずんだ京の家並に明かりがともるといつの時代にいるのかわからない不思議な感覚にきっと襲われることでしょう。白川沿いに立ち並ぶ柳をながめながら二人で歩くのも素敵ですし、カフェや風情のあるレストランで食事を楽しむのも良いでしょう。

舞妓さんの姿を見ることもできるかもしれませんし、京都の情緒を楽しむには一番のスポットと言えるでしょう。