ユネスコも注目?!京都で楽しむお祭り

ユネスコも注目?!京都で楽しむお祭り

京都祇園祭り山鉾

山車(だし)が登場する日本の33の祭りが、ユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まりましたね。

しかし、これ以前に「京都祇園祭りの山鉾(やまぼこ)行事」は無形文化遺産に登録されていたことはご存知でしたか。

山鉾とは、車の台の上に山を模した飾りを置き、さらにその上に鉾やなぎなたを立てたものを示します。起源は平安時代に厄病退散を祈願して立てた矛にあるといわれており、今ではとても煌びやかな装飾で見ている人を圧倒するような見た目になりました。大きいものでは約25メートルになるそうです。辻回しといわれる、大人数で鉾を回転させながら道路を曲がる姿は圧巻ですね。

さて、そんな山鉾が登場する祇園祭り以外にも、京都にはいくつかお祭りがあります。もしかしたら、数年後、文化遺産に登録されることがあるかも?!今から注目しておきましょう!

《1》葵祭

祇園祭・時代祭りとならんで、京都三大祭りといわれる「葵祭」。実は、数ある京の祭りの中でももっとも歴史があるのです。
開催場所は、京都市の賀茂御祖神社と賀茂別雷神社。5月15日に行なわれます。庶民の祭りだった祇園祭りに比べて、貴族の祭りとされ、平安時代から国家的な行事として扱われていたとされています。

葵祭でもっとも人気であるのが、糺の森で行なわれる流鏑馬神事ではないでしょうか。これは5月3日に行なわれ、クライマックスとなる15日御蔭下賀茂神社・上賀茂神社への行列に至るまで様々な儀式が行なわれるのです。

平安王朝時代の様子をイメージさせる衣装や儀式を目にすることで、あたかもその時代にタイムスリップしたような感覚に浸れるでしょう。

《2》鞍馬の火祭

左京区鞍馬に位置する由岐神社にて、10月22日に開催されます。大きな地震や天慶の乱をきかっけに行なった北方鎮護の際に、かがり火を持って神霊を向かえたことから、火祭が始まりました。

闇夜に響き渡る独特な掛け声を聞き、松明に点火された炎の明かりに照らされる人々の顔を見ていると、とても神秘的な気持ちになります。太鼓や御輿などの祭りに使用される物すべてに、神が宿るとされているため、一切触れることのないよう、気をつける必要があります。

《3》夏越祓(なごしのはらえ)

6月30日を夏越祓といって、半年の穢れをはらって、これからの疫病除けを祈願する行事です。「茅野神事(ちのわしんじ)」や「輪越祭」「茅の輪くぐり」ともいわれ、茅(ちがや)でできた大きな輪を下記の方法でくぐるものです。
(1)茅の輪の前で、軽く一礼。左足からまたいで輪をくぐり、左に回りもとの位置に戻る。
(2)茅の輪の前で、軽く一礼。右足からまたいで輪をくぐり、右に回りもとの位置に戻る。
(3) (1)を行ないます。
(4)茅の輪の前で、軽く一礼をし、左足からまたいで輪をくぐります。そのままご神前まで進みます。二拝二拍手一拝の作法でおまいりします。

※また忘れてはいけないのが、茅の輪をくぐる際に下記の唱え言葉を唱えます。地域や神社により異なりますので、くぐる前に必ず確認しましょう。
「はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ」

北野天満宮や平安神宮などの多くの神社にて行なわれている行事ですので、夏の京都の町を浴衣で歩きながら楽しんでいただけるかと思います。

いかがでしたでしょうか。季節によっていろいろな祭りが行なわれています。賑やかなもの厳かなものまでそれは様々です。ぜひ事前に由縁や作法を知った上で訪れてみてはいかがでしょうか。